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赴任初日。とても人懐こい生徒たちと和気あいあいの先生たち。

10月4日、朝7時半にカウンターパートの先生に迎えに来ていただいてコス(インドネシアのアパート)を出発。「山内先生、大丈夫ですか?ジャカルタは暑いですね。私は心配です。」と初めて会った時からずっと気遣ってくれる。

赴任先の学校に到着し、クラスに入って挨拶をする。「おはようございます。日本から来ました。シティ先生のお手伝いをすることになった、山内加寿子です。」と。30人ほどの生徒たちはニコニコ顔で「おはようございます」と大きな声で返事。来週からクラスに来ますと伝えると、わぁーと声が上がる。「ここには9か月います」と伝えると、とても驚いた表情。どのクラスでも大歓迎。本当に人懐こい。写真を撮ろうとすると、みんな集まって自分のお気に入りの顔でぱちり。こちらの人は誰でも写真に撮られるのが好きだな。

続いて職員室へ。こちらがとても小さい。各先生に自分の机はなく、大きな机の上にお茶、パンが乗っていて、そのまわりを先生が取り囲む。皆が一様にお茶、スナックを勧めてくれる。大きなテーブルを囲んで座っているせいもあるのか、みんな和気あいあいだ。私がサポートすることになっている先生は、「置いてあったお茶ではおなかを壊すといけないから」と新しいものをいれてくれる。

生徒たちは廊下に出てそこに座り、紙の包みを広げて手でご飯を食べる。先生も食べてと、スナックをもらう。赤いぽつぽつがあるから、辛いかなあ、と思いながら、口に入れる。辛い、ものすごく辛い。「プダス!(辛い)」というと、けらけら笑いながら、もっと食べてと差し出してくる。先生、先生と握手を求めてくる生徒たち、女の子は握手の後、右手を自分のおでこにあてて挨拶してくれる。本当にここに来られてよかった。そう感じる初日だった。

 

写真
廊下でご飯を食べる生徒たち
Writer
インドネシア 中央ジャカルタ/東ジャカルタ
山内 加寿子さん

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