運動会という、大きなイベントも終わり、生徒たちはやっと勉強モード。しかし、高校1年生の日本語クラスではある事件が起こった。
クラスの中には、当然、その分野が不得意な子と得意な子がいる。タイの生徒たちは、そんな場合、得意な子が不得意な子を積極的に助けてあげることが多い。
しかし、今回は、不得意な子がわからないところを聞いても、得意な子が教えない。ということから始まり、クラス全体が二つに分裂してしまった。そんな時、日本だったら、どうするだろうか。先生は割り込まないのがほとんどだと思う。
タイ人の先生は、こんな時にそのままにしない。このクラスのことを私も含む日本語の先生3人で話し合い、仲直りさせることに。
当日はケーキを買ってきて、いざ、話し合い。生徒たちは泣き出し、お互いに言いたいことを言い合う。少したてば、生徒たちは泣きながら抱き合い、謝り、仲直りした。そして、先生がケーキを持って入り、みんなで分け合いなさいと言う。生徒たちは、仲直りの印として、お互いにケーキを食べさせ合い、一件落着。