フィリピン大学に来て驚いたのは、学生が授業中でも堂々と食べていることです。日本の大学でも飲みものを持っている学生はいますが、食べものは見かけません。ゼリーやあめなど手軽に食べられるものに始まり、ポテトチップス、サンドイッチ、近所の屋台で買ったドーナツ、中にはスプーンとフォークを使ってお弁当を食べている学生まで。テストの問題を真剣な顔で見つめながら、チョコバーの包装をはがす姿に笑ってしまいました。
フィリピンにミリエンダという間食の文化があるのは知っていましたが、授業中も認められているのは不思議です。先生に理由を聞いたところ、フィリピン大学には昼休みがなく、昼の時間帯にも授業のある学生がいるからだそうです。また、朝一番の授業は7時から始まるので、先生たちも学生の発表中に朝ごはんを食べることがよくのだとか。授業中はずっと座っていますから、無駄のない時間の使い方なのかな、と思いました。