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「小さな大福、大きな喜び」と「働く日本人」

<小さな大福、大きな喜び>

80人の生徒と先生と一緒に大福を作りました。大福にした理由はタイで簡単に手に入る食材であり、生徒が1人でも作れるからです。なぜかと言うと、生徒たちに「学校でこんなことを習ったんだよ!」と、家族の人と一緒に作ってほしいと思ったからです。

初めはとても不安でしたが、楽しそうに作る生徒、「おいしい」と言って食べている先生を見て心が和みました。そして、うれしかったのはあまり話したことのない生徒たちと会話ができたことです。“日本語パートナーズ”として学校に入り、日々不安は増すばかりでした。そんな中、こんなにもスムーズにみんなと話せたことがすごくうれしく、みんなの考えていることを聞けるいい機会でした。小さな大福ですが、私にとっては大きな喜びになりました。

 

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大福を片手に喜ぶ中学1年生

 

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中学2年生でも大福を作りました!

 

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高校生の大福作りの様子

 

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高校生1年生も大福を片手に笑顔を見せてくれました!

 

<働く日本人>

ここトランでは、石油を運んでいる車によく似た車がたくさん走っています。ガソリンを運んでいるのかと思っていたのですが、実はその車はゴムの材料を運んでいたのです。タイはゴムのシェアが世界1位、そして南部がそのうちの7割を占めています。そのため、どこを見てもゴムの木がきれいに整列して植えられています。

そのゴム会社の駐在員の方がトランにいます。そこで、工場を見学させてもらいました。工場では、天然ゴムを加工しやすい形にして製造しています。工場に入ると独特なゴムのにおいがしてきます。ここでは、ゴムの木から採取した樹液、液体状のゴム、シート状のゴムが工場に運ばれてきます。それを、洗い、ごみを取り除き、きれいになったゴムをパッキングします。それが、タイヤ会社や、ゴムの加工会社に売られていきます。ここでは、タイ人が約600に対して日本人は1人です。この環境下で、働く日本人が輝いて見えました。

 

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整然と並ぶゴムの木

 

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ゴムの樹液を採取するため、このようなカップが備え付けられています

 

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工場に運ばれてきたシート上のゴム
Writer
タイ 南部トラン県
橋本 美香さん

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