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各民族を尊重した「サトゥ マレーシア」

マレーシアと言えば、多民族国家ですね。 私の通っている学校は、50%マレー系、40%中華系、10%インド系という民族構成です。

木曜日は宗教の日。7:10~7:40の朝礼の時間で、ムスリムの生徒と非ムスリムの生徒は分かれて活動します。

 

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ムスリムが集まるホール

 

ムスリムの生徒はみんなでコーランを読みます。ムスリムの男の先生は「バジュ・ムラユ(Baju melayu)」 を着てきます。私は、ムスリムの男性がかぶる帽子、「ソンコ(songkok)」が大好きです。

 

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「バジュ・ムラユ」を着る先生方。ムスリムの女の先生は毎日「バジュクロン」です! もちろん、私も!

 

非ムスリムの生徒は(インド系も混ざっていますが)、翌週のチャイニーズニューイヤーのために飾り物(ランタン)を作っていました。 ムスリムである日本語を担当している先生の後をついて行ったら、中華系の先生が「あなたはこっちよ」と飾り物作りのほうに案内してくれました。と言われつつも、「来週はムスリマのかぶる『トゥドゥン(tudung)』をかぶってイスラム教の集まりに来なさい」と、ムスリムの先生に言ってもらいました。

 

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非ムスリムが集まるホール

 

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作成途中のチャイニーズニューイヤーの飾り物

 

中華系の生徒同士が話すのは中国語、マレー系はマレー語、インド系は英語ですが、授業は国語のマレー語が使われます。先生方は、授業中はみんなが混ざるように班構成などを工夫しています。私がアシスタントしている日本語の先生は、「マレーシア教育省に『Satu Malaysia(マレーシア一つになろう)』政策に沿った授業を求められている。これはとても大事だと思うよ」と話してくれました。

 

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「Form1(中学1年生)」のクラス。各グループ中華系とマレー系が混ざって座っています。真ん中の奥のグループに1人だけインド系の生徒がいます。チーム対抗ゲームなどで、みんなで協力して勉強できるようにしています。
Writer
マレーシア ジョホール州
森田 倫代さん

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