ハノイでの活動について、少しご紹介します。 3月26日は、共産党の青年団設立記念日で、派遣されている中学校のイベントにハノイの“日本語パートナーズ”の那須さんと2人で参加してきました。
この学校では、6年生2クラスと、7年生1クラス、8年生1クラスの授業に入っています。
ステージでクラスごとの出し物があったり、食べ物の屋台があったり、日本の文化祭のような雰囲気でした。
6年生の日本語クラスは、ソーラン節を踊ってくれました。音楽の先生と体育の先生が指導してくださったようで、みんな元気いっぱいで踊っていました。 ハノイでは、よさこいやソーラン節がとても人気があり、日本語学習者は名前を知っていることが多いです。
8~9年生の高学年はクラスの代表者が「歌やダンス」「衣装審査」「ゲーム」を行い、三つの総合得点で順位を決める、というものでした。
歌やダンスは、ベトナムの伝統的なものあり、現代的なものあり、見ていて飽きません。
衣装審査では、豪華なドレスやアオザイ、伝統的な民族衣装を着ているクラスもありました。
8年生の日本語クラスは「歌やダンス」の部で、ベトナムの伝統的な劇を披露してくれました。ストーリーは、少し怠け者の農夫を、働き者の奥さんが尻をたたいて働かせるといった内容。音楽に合わせて、コミカルに表現していて、言葉がわからない私もとても楽しめました。
結果は、8クラス中1位! 続く衣装審査もベトナムの伝統衣装で1位をキープ! このまま優勝かな、と思っていたのですが……。
最後のゲームは、ペア2人に同じ質問を出して、答えが一致していれば得点がもらえる、というものでした。ここで1問だけ異なる答えを出してしまい、残念ながら総合3位という結果でした。
ハノイの中高生は、本当に歌やダンスが大好きなんだな、とあらためて思いました。 最初に自己紹介で授業に入った際にも、「先生、何か日本の歌を教えてください」「日本のダンスを踊ってください」というリクエストがいろんなクラスでありました。ベトナムにこれから派遣される方は、何か持ち歌を持っておくと役立つかもしれません。 屋台も各クラス趣向を凝らしていて、とても面白いです。
「バインチョーイ」という日本の白玉に似ているものや、「バイントム」というエビの入ったワンタンのようなものなど、おいしいベトナム料理をたくさんいただきました。
普段授業で会う生徒たちが、いきいき活動しているのを見て、とても楽しい1日になりました。