タイ2期として5月19日に派遣が始まってから、約2カ月になります。日陰でさえ汗が噴き出る気温にも、ようやく慣れました。最近は雨期に差し掛かり、数日に1回、短時間の雨が降るようになりましたが、バンコクから南東に車で約2時間のチョンブリー周辺ではまだ降雨量は多くありません。
そんな中、「7月7日は七夕」ということで、毎朝始業前に全校生徒が集合する朝礼の場で、日本語選択の生徒(高1)による七夕紹介を7月2日に行いました。内容は、織り姫とひこ星のストーリーを劇にして紹介するというもの。劇を数週間前から準備し、前日は深夜まで練習! 本番前は緊張の面持ちだった生徒たちでしたが、始まってみると一変、みんな堂々とした演じっぷり。特に浴衣姿の織り姫とひこ星に、見ている生徒たちから大きな歓声が上がりました。終了後は興奮冷めやらぬ中、スマートフォンで録画した動画を早速自分たちで見て楽しんでいました。
その効果もあってか、七夕当日の7月7日、多くの生徒たちが日本語クラブの教室の前に来て短冊を書き、用意したササに飾ってくれました。「成績アップ」「将来の夢」「大好きな人への想い」などなど思い思いの願いを込めて……。
このような日本文化を紹介する活動のほか、普段の活動としては、毎日の日本語選択の授業と週1回の日本語クラブがあります。生徒たちに日本(語)への興味をより深めてもらえるよう、これからもカウンターパート*と一緒に試行錯誤しながら取り組んでいきたいと思っています。
*カウンターパート:現地の受け入れ担当者のこと。“日本語パートナーズ”派遣事業においては、現地の日本語教師がカウンターパートとなる。