9月18日は国際平和デーということで、その前の週の日本語クラブではみんなで鶴を折りました。 おりがみを生徒たちに配ると、わたしが教える前にみんな黙々と折りはじめてしまいました…あれ? 折り方を教わったことがあるのかな、と思い、生徒が完成させた折り鶴をみてみると…なんだか少し形がちがう! 生徒たちにきいたところ、これはタイ式の折り鶴で、กระเรียน(krariian タイ語で‘鶴’)というそう。 本来は日本のおりがみのような正方形ではなく、長方形の紙で折るそうですが、生徒たちが折っているところを見てみると、最初に三角形に折るのではなく長方形に折っていました。 日本式の折り方も教えてみると、「日本の方がむずかしい!」「日本の方が細くてきれい!」とのことでした。 たしかに日本式の折り鶴(写真左)よりもタイ式(写真右)のほうが首や尾の部分が太くなっていて‘鳥’らしい形だと感じられます。
しかし同じアジアの国であり、そしてタイの人々はとても器用なので、タイにも折り紙に似た文化があっても不思議ではないな、とすぐに1人で納得。
最後に、折った鶴たちは糸でつないで、生徒たちと一緒に学校の木に飾りました。
自分の持ってきた分を飾り終えると、まだ全体の作業が終わっていなくても「きれい~~!!!」と言って写真撮影会をはじめる生徒たち。
タイの人々はみんな写真を撮るのが大好きなので、これも通常運転です。笑
日本語や日本文化について伝えることを通して、タイの文化を知るだけでなく、日本に住んでいるときは気づかなかった日本の一面にも気づかされ、刺激の多い日々を過ごしています。