日本文化の紹介としてどら焼きやのり巻きを紹介する機会がありました。 私の赴任先であるアトランティカ・ウィサタ・ジャカルタ校は私立の職業高校です。 コースのひとつはホテルコースで、毎週実践的な調理実習をしています。学年ごとにテーマがあって、10年生はインドネシア料理、11年生は外国料理を学んでいます。 11年生の授業でどら焼きを頼まれ、にわか講師を務めました。
ドラえもんはみんな知っていますが、どら焼きは食べたことが無いと言います。
それでも材料の説明、作り方の見本を見せると、やらせて、やらせてと実にチャレンジ精神旺盛です。そして慣れてくるとすぐに工夫が入ります。豆をつぶして緑の生地にしたり、チョコを加えて焼いてみたり、遊び心があふれています。
感心するのは、レシピとか作りかたのマニュアルなどに頼ろうとしないことです。普段の実習でも黒板やメモなどなにか書いたものを見ることがありません。つくづく日本は書きことばの国でインドネシアは話しことばの国だなあと感じます。
また、私の学校が中間テストで授業が無い日に、他のNPの赴任校にのり巻き、おにぎり体験授業の手伝いをしに行きました。 ここでもお手本を見せたあとの生徒の飲み込みのよさ、創意工夫の見事さに感心してしまいました。
日本の料理紹介はインドネシア流も垣間見えて、とても楽しいものです。