3泊4日で、学校の旅行でプルワカルタのBojongという“超”が付くほどの田舎に行ってきました。Trip Observasiという名の1年生の旅行で、生徒たちはグループに分かれてホームステイをし、自炊、調査、ゲーム、山登り(途中にミッションあり)等を体験。少し過酷な旅行のようにも思えましたが、すべてをやり遂げた生徒たちはとても輝いて見えました。
私はというと、田舎の生活というものに不安を感じながら、しかも山登りなんて苦い思い出しかないなと弱気になっていましたが、ハクナマタタ(*)の気持ちでやりきりました。
朝は4時頃から始まるアザーン(お祈りの時刻のお知らせ)と、にわとりの鳴き声と、朝方の寒さで目が覚めました。インドネシア人は一日2回シャワーを浴びるそうですが、この村にはシャワーなどなく桶があるのみ。冷水でガクガク震えながら一日2回のマンディ(水浴び)を体験。トイレもインドネシアスタイルです。
私は女性の先生方とホームステイをし、お互いの言葉を教え合ったり料理を手伝わせてもらったり、言葉が分からなくても根気強く説明してくれたりと本当によくしていただきました。他の先生方や生徒、現地の方ともたくさん交流があり、村のイブ(女性)によるとここに日本人が泊まったのは初めてとのことだったので、4日間だけ“こんなところに日本人” になれたのかと思います。他にも、お祈りの様子を間近で見せてもらったり、スコールや停電を経験したり、その地域の言葉(スンダ語)を教えてもらったり、山登りでは砂だらけになったりと、インドネシアの田舎の生活は本当に楽しいものでした
こうして学校の旅行に行くことができるのも、日本語パートナーズの楽しみの一つです。先生、生徒たちと生活を共にすることで、学校だけでは知ることができないインドネシア人の習慣を垣間見ることができました。いつもに増して密着型の時間を過ごし、草の根交流を存分に楽しんだ4日間でした。
(*)「どうにかなるさ」の意