ワットアルンに程近く、王宮やワットポー等の多くの寺院が点在する、そんな場所に私の学校はあります。毎日わくわくしながら学校へ行くと、生徒だけではなく先生方も元気に「先生、おはよう!」と挨拶をしてくれます。そんな笑顔を見ると改めて「微笑みの国」にいる事を感じます。
昨年8月にタイへ派遣されて以来、さまざまな行事やイベントへ参加させて頂きました。生徒達との遠足、定年退職する先生方のパーティー、日本語コンテスト、ロイクラトン(*1)やスポーツデイと日本とは異なる文化や習慣に驚きと発見の日々を過ごしています。
そんな中、2016年最初の行事は「こどもの日」でした。タイでは1月の第2土曜日が「こどもの日」です。
そのため、学校でもこどもの日の行事が行われました。
朝から多くのお坊さんへ、生徒だけではなく先生方も願いをこめてタンブン(*2)をします。
そして生徒たちが待ちに待った、先生方が用意したプレゼント抽選会が開催されました。自転車からバケツまでバラエティ豊かなプレゼントの数々が並ぶ中、私もくじを引き生徒へプレゼントをあげます。
さまざまなプレゼントをもらった後は、生徒達は教室でパーティーをします。バンド演奏や先生のゲーム等、今日一日は先生も生徒も楽しむ、こどもの日となりました。
(*1) 毎年11月頃の満月の夜に、水の精霊に感謝の祈りを捧げ、罪を謝罪し、自らを清める祭り。バナナの葉や紙で作った灯篭を川に流す。
(*2) 寺院や僧侶への寄付をさす。「徳を積む」の意。