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初めての浴衣、初めての日本の制服!

タイに来て約8ヶ月が経ちました。私の派遣校は、タイ南部にあるプリンセスチュラポーンナコンシータマラート学校です。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている理数系の中高一貫校で、全寮制の学校です。

さて、今回は、外国語学科が主催したInternational Costume Weekというイベントをレポートしたいと思います。昨年も開催したというこのイベントは、海外の衣装を着て写真を撮ろう!というもの。12月第3週に開催するというので、国際交流基金バンコク日本文化センターから、男女の浴衣、学生服(ブレザー、セーラー服、詰襟)、法被を借りました。

当日の朝、職員室の前に風船やリボンで飾った撮影セットを作ってスタンバイ。人が来るのを待ちます。朝礼でお知らせしたけれど、本当に来るのかな?と半信半疑でしたが、まさに嵐の前の静けさ。「先生!浴衣が着たい!」「かわいい!」「これは何?どうやって着るの?」「男の衣装もある?」授業の合間を縫って生徒はもちろん、先生方もたくさん足を運んでくれました。

写真1
日本の浴衣や制服の他に、中国の旗袍(チ―パオ)や韓国の韓服(ハンボク)も。

写真2
浴衣以上に着る機会が無い日本の制服。2人とも嬉しそう!

私のいる外国語学科には、英語の他に、第二外国語として選択できる言語が5つあります。フランス語、韓国語、中国語、日本語、マレー語。生徒たちは、M2(中学2年生)の後期、M5(高校2年生)の前期にこの5つの中から1つの言語を選び、それぞれ半年間勉強します。授業数も少なく、普段の授業では生徒に日本文化を伝える機会がなかなか無いので、たくさんの人たちに体験してもらい、タイと日本の違いについて話したり質問に答えたりできたことがとても嬉しかったです。

写真3
浴衣の着付けに挑戦!

写真4
撮影会の様子!朝から放課後までたくさんの人が来てくれました。

写真5
先生方。帯の結びが綺麗だからと、振り返り美人。

写真6
撮った写真を廊下に展示。私もこれが着たい!次はこれ!なんて声も。

写真7
私も韓服(ハンボク)を着せてもらい、先生方と一緒に。

派遣期間も残り2ヶ月を切り、今まで以上に何ができるのか何を残していけるのかを考える毎日です。まずは目の前の学校生活を楽しみながら、残りの時間を大切に過ごしていきたいと思います。

Writer
タイ ナコンシータマラート
塩谷 貴子さん

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