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バリ料理を食べたことがありますか。

「バリ料理を食べたことがありますか。」これは、初めて行くクラスではほぼ必ず聞かれる質問のひとつです。バリ料理は、主にお祭りの時に食べる料理で、基本的には男性が作るそうです。それは、女性はお祭りの為に神様へのお供え物作りで忙しいからだそうです。バリ料理を知らない私はその質問を受ける度に、お勧めのバリ料理とどこでそれを食べられるか生徒たちに尋ねました。すると、みんな口を揃えて、「うちで作ります」と教えてくれました。生徒たちが勧めてくれたラワールというバリ料理をいつか食べたいと思っていたら、たまたま食べる機会がありました。これがとてもおいしかったので、作り方を習いたいとCP(カウンターパートの略 派遣先校の日本語教師の意)に話したことがきっかけで、CPのご自宅で他のNP(“日本語パートナーズ”)と一緒にバリ料理を習うことになりました。

今回作ったのは、ラワール・バビ(*1)とサテリリッ・バビ(*2)の2品です。私はサテリリッのタネを串に巻き付ける作業をしましたが、これが想像以上に難しい!何度やってもCPが作るようにはできませんでしたが、NPの中で誰が一番上手に作れるか競いながら楽しく作ることができました。
作った料理はすぐに食べたいところですが、バリでは1日3回太陽の動きに合わせて各家庭、学校や商店にあるお寺(Merajan)を回り、祈りを捧げます。その為、ご飯を食べる前に自分たちの分から少しずつ取り、神様へのお供え物を作るそうです。
お供え物を作り、お祈りを捧げたら、いよいよ実食です!CPが用意してくださった他のバリ料理も含めどれもおいしく、日本で作れそうな料理もあったので、レシピを作ってもらえないかとお願いしようと考えています。

 今回、バリ人のご家庭に伺えたことで、家族総出でお祭りの準備をしている様子を垣間見ることができ、現地の方々の暮らしぶりを肌で感じることができました。

貴重な経験をさせてくださったCP、ご家族とそのご友人方に感謝!

(*1)ラワール・バビ:ジャックフルーツ、野菜、豚の皮と豚の血を調味料で混ぜ合わせた料理。豚のほかにも、鶏肉やアヒル肉を使ったラワールもあります。
(*2)サテリリッ・バビ:豚肉を使ったつくねの串焼き。

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食事後にみんなでバリ伝統衣装を着て記念撮影

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サテリリッのタネを串に巻き付けます。大きすぎても小さすぎてもダメで、
下へ行くほど幅を狭くしないといけません。

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サテリリッを焼きます。

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ラワールバビの材料(ジャックフルーツ、野菜、豚の皮)を細かくみじん切りにします。
重そうな包丁でした。

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お供え物を作っている様子

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完成!
Writer
インドネシア バリ州
宮田 奈美さん

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