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「サイエンスフェアで繋がる絆~タイと日本の高校生たち」

ペッチャブリー校の校舎の写真

12月21日~25日の5日間、タイと日本の理系の学校が一同に集まる「Thailand-Japan Student Science Fair」という行事がありました。今年が初開催となる理系の国際交流フェアで、タイ全土から32校、日本から25校のスーパーサイエンス校が参加し開催式典にはシリントン王女殿下も参加された大きな行事でした。タイに12校あるPrincess Chulabhorn Science High Schoolsが主催し、私が活動するペッチャブリー校が開催場所だったので、会場のセッティングからフェアに関するあらゆる準備について何カ月も前からすすめてきました。

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学校に到着した日本人の生徒を、暑いので傘を差して出迎えるタイの学生。
このフェアのために作った傘で、オレンジと青はスクールカラーです。

展示物の写真
サイエンスに関するアクティビティや専門家による基調講演、
ポスター発表、ロイヤルプロジェクトの見学など盛り沢山の5日間でした!

校庭で煙を出す実験の写真
スタンプラリー形式で各アクティビティをグループで周り、クリアしていきます。
これは煙を出す実験の見本を見せた時です。

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グループでミニ自動車を作り速さを競うアクティビティもありました。

日本人の生徒一人とタイ人の生徒が一人ペアになり、一緒に行動を共にして交流する制度を「バディ」と呼びます。今回もバディが一人一人につき、一緒に行動していました。
共通言語は英語ですが、学校内を案内する時に説明を少し日本語で言ってくれたタイの生徒も!「自分の母国語を少しでも言ってもらえるとやっぱり安心します。」と、ある日本人生徒は話していました。ちゃんと勉強した日本語を使ってコミュニケーションしている…と知ってとても嬉しい気持ちになりました。

パフォーマンスステージの様子の写真
最終日の夜は屋外で生徒たちがそれぞれ出し物をするさよならパーティーが!
日本の生徒はよさこいや日本舞踊、
タイの生徒は伝統的なダンスを含んだパフォーマンスを披露しました。

パーティーの最後はみんなでタイのダンスを踊りました。翌日が帰国日だったため、何人かの生徒たちはすでに泣いていました。
空港ではさらに多くの生徒が涙を流し、別れを心から惜しんでいるようでした。たとえ日数が少なくても、過ごした時間の密度が濃ければ、仲良くなるのに時間の短さはあまり関係がないのだな、と改めて感じた瞬間でした。

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空港で自分のバディとしっかり抱き合い、お別れをする生徒たち。
数多くの生徒たちが涙を流していました。

今回日本の友人ができたことにより、より日本や日本語に対して興味を持ってくれたことと思います。残された派遣期間の中で、さらに実際の交流に役立つような日本文化や日本語を伝え、科目として日本語を学ぶだけでなくコミュニケーション手段として日本語を使えるように授業も工夫していきたいと思いました。 

Writer
タイ ペッチャブリー
奈良 美智子さん

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