私が赴任した学校は、男子全寮制。1年生から5年生までの約630人の生徒が、家族と離れ、友達と共同生活を送っています。私が関わる日本語クラスの生徒は200人くらいですが、どの生徒も廊下で会うと、爽やかな笑顔で挨拶をしてくれます。
そんな彼らの学校での1日は、毎朝7時15分の朝礼から始まります。この時間は、ちょうど朝日が昇り、空が明るくなり始める時間で、みんなまだ薄暗い時間帯に、支度をして集まってきます。月曜日は、ホールで表彰を中心とした30分くらいのもの、火~木曜日は屋外で15分くらいのもの、金曜日は校内のモスクでお祈り中心の30分くらいのものが行われます。
朝会の準備・運営は担当の生徒が自主的に進め、高学年の生徒中心に交代でスピーチをしています。マレー語で話す生徒もいれば、英語で話す生徒もいて、内容も様々。雨が降ると、外での朝会は中止になります。
そんな時は、教室で、みんなそろって机に突っ伏して睡眠Zzzz。育ちざかりのよく寝てよく食べる年頃ですから、そりゃあ、眠いですよね…!
朝会が終わると、1コマ40分・12時間目まである授業がスタートですが、マレーシアではREHATという30~40分の休み時間があり、軽食(おやつ)や昼食をとる時間が3回あります。聞いたところでは、生徒は1日6回食堂で食べているそうです。そして、国の補助があり、1日の食事代は1RMだけ親の負担になるそうです。安い!!食堂の1テーブルは、同じ部屋で生活する10人で一緒に食事するようになっています。