こんにちは。8月にインドネシアに来て、私の派遣期間も残りわずか。4月には12年生がUjian Nationalと呼ばれる全国統一試験があります。卒業にも関わり、成績が大学へ進学する評価対象となる、重要な試験です。
試験中は12年生以外の生徒は休み。休暇を利用して旅行に行ってきました。
そのときのことを少し。
ジョグジャカルタに旅行中、ワヤン・クリッと呼ばれるインドネシアの影絵芝居を鑑賞しました。
影絵を鑑賞するのですが、裏側をのぞけばとてもたくさんの楽器が!
ガムランと呼ばれている楽器たちです。
インドネシア各地で発達している伝統的な打楽器、またその演奏のことを指します。
ガムランは、その不思議な音にすごく惹きつけられます。インドネシアに来たら、是非生演奏を一度聴いていただきたいです。影絵芝居の裏はこうなっていて、本来は影絵を鑑賞するのですが、ここでは裏側から影絵芝居の全てを見ることが可能でした。
途中、裏側からガムランを見ながら鑑賞していると、演奏者の男性に、
「ここ来て!座って!」
とステージにくるように言われました。
はじめは冗談だよね……と思っていたのですが、確かに1つ演奏してない楽器があるし、そこは確かに1人座れるし……とりあえず座っていると、
「演奏していいよ!」
といわれ、とうとう私も鑑賞側からいつの間にか演奏側に!
ここでこの楽器を上映中演奏しました。低くて優しい音色です。
完全に観光客で来たつもりが、ガイドブックに載っているくらい大きな場所で、演奏者デビューしちゃいました。
インドネシア人演奏者のご好意で、指導されながら、最後まで演奏に回りました。皆さんすごく自由です。上映中も自分の出番じゃないときは談笑したり、気ままで温厚で、なんだか楽しそう。私もいつの間にか一緒に楽しく演奏していました。
貴重な体験ができた旅行でした。