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こんにちは、インドネシア3期 東ジャワ派遣の中村と申します。

この投稿が載る頃には、もう間もなく私の派遣は終わろうとしている。
2015年8月から2016年5月までの約9か月間に及ぶ常夏の国インドネシアの生活、私の人生で最も長い夏が終わる。私の滞在先は派遣校の隣の商業高校が運営する小さなホテル。
そこから派遣先までの徒歩1分の間に
「先生、おはよう」
と派遣校、滞在先の多くの生徒が挨拶をしてくれる生活が終わるのはとても寂しい。
生徒たちの写真

この9か月間を通して、私に常に影響を与え続けてくれたのは生徒達だった。
生徒達を通してインドネシアを知り、好きになった。インドネシア人の規律、勤勉さを私に見せ、私のインドネシア人へのイメージを変えてくれた。常に生徒達を通してインドネシアを見てきた私にとって、生徒達は「窓」の様な存在だった。私が今インドネシアを好きだと言えるのは、全て生徒達のおかげだ。
教室の様子の写真

生徒達が私にとっての窓だった様に、私も彼等にとっての「窓」でありたいと思った。インターネットが普及した今、外国の情報を得ることは容易だ。インドネシアでも日本のアニメやオタク文化の人気は高い。それでも、インドネシアと日本の物価の差は大きく、富裕層でない限り、実際に日本に訪れることはまだ難しい。インドネシア人にとって日本はまだ憧れの国だ。そんな近い様で遠い国、日本を見せる窓、それが日本語パートナーズの役割の1つであると感じる。

12月からは3年生全ての授業が文化紹介になった。週2回×3クラス、計6回分の文化紹介を毎週準備するのは大変だったが、自分の用意したものに対し、生徒の反応が直接見ることが出来、やりがいを感じられた。

私がどれだけのことを彼等に出来たかは分からないが、日本に行ってみたい、日本に留学したいという相談をしてくれる生徒がいることは嬉しい限りだ。

いつか彼等と日本や世界の何処かで会える日が来ることを強く願って。
給食の様子の写真

Writer
インドネシア 東ジャワ州
中村 允也さん

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