私の学校の先生方は、皆さん明るく元気! 女性が多く、気さくに話しかけて下さる優しい先生方ばかりです。いつものように職員室にいる先生方にスラマッパキー!(おはようございます!) と挨拶をすると、「ミカ! ジョム シニ~ !」(こっち来て~!) と言われ、何かなぁ? と先生方が集まっているところに行くと、「合唱に参加しない? 先生たちで歌うのよ!」と誘ってもらいました。先生方のコミュニティに入れる絶好のチャンス! 喜んで参加しました!
本番は4月30日、場所はセパンにあるMAEPSという大きな博覧会の施設の中のホールで、教育省が主催するサバ州の先生の日のオープニングセレモニーの中でマレーシアの国歌やハリ・グル・マレーシア(マレーシアの私たちの先生、という歌)など数曲をVIPの前で歌うことになりました。
私の配属校の先生方を中心に、セパン地域の先生方が有志で集まり毎年行っているイベントで、授業時間の合間をぬって集中して練習! マレー語の歌詞を覚えるのは大変でしたが、マレー語とマレーシア文化を感じる良い勉強になり、練習を重ねるうちに皆さんとも仲良くなることが出来ました。
今回は日本人の私がいることから、日本の歌、Kiroroの「未来へ」も入れてもらいました。この歌は、数年前からマレーシアで大人気のようで、曲がかかると皆さん自然と、「ほ~ら~♪」と歌いだします!
日本でこの歌がリリースされた当時、私は小学校低学年で、歌の意味を良く考えていませんでしたが、今回マレーシアで先生方と歌って、練習中も思わず涙が浮かぶ、母の想いを感じる素敵な歌だと気付きました。
本番は、離れた土地でいつも応援してくれる母を思い浮かべて心を込めて歌いました。
大きな拍手を頂けて嬉しかったです。 練習期間はとても短かったですが、日々先生方の温かさ、優しさ、そして母への感謝を感じる、素晴らしい機会でした。