ハリラヤ(断食明けのお祝い)はイスラム教徒が1番楽しみにしている行事です。多くの人が実家に帰り、家族と一緒にお祝いします。ハリラヤの前の1か月間は断食の月で日の出から日の入りまで飲食が禁止です。その他にも他人の噂話はしないなど細かなルールがあります。今回、初めて断食を挑戦し、ハリラヤには仲良しの先生のご自宅で楽しむことができました。
【断食月の一日】
朝は午前5時に起きて朝ごはんを食べます。寝坊してアザーンの後に起きてしまったときは、失望です(笑)私は枕の近くにいつも水を準備して寝ていました。
学校に着くと断食モード。職員室で今まで「ご飯たべた?」が挨拶だったのが「断食してる?」に変わります。クラスでも教材で食べ物の写真を使うと「お腹が空く」といわれます(笑)

断食月は市場が毎日いろいろな場所で開かれるので、夕方の町はとても賑やかです。
学校の寮でも先生達がお店を開くので、お祭りのようです。
アザーンが聞こえる30分ぐらい前には食べる準備が完了しています。

先生とモスクの前の広場、生徒と寮、近所の人となど。
私はイスラム教徒ではないので断食をすることで特に何も得られないのですが、
一緒に断食明けの食事をすることが楽しくて続けることができました。
【断食月のスペシャルな市場とお気に入りの食べ物】
市場は大勢の人で賑わっていて、断食のときだけ食べられる食べ物やケーキがたくさんありました。

断食月の特別な市場でいつも買いすぎてしまうので、全然痩せませんでした。

焼きたての鉄板ケーキや、濃い味付けの焼きそばはおいしいです。
【ハリラヤ】

オープンハウスをしたり、親戚や友達の家に挨拶に行ったり、連日お祝いをします。
学校の休みは1週間だけですが、ハリラヤは1か月続きます。

子供は大人からお金をもらえるので、近所の人の家を渡り歩いています。

子供たちにとってハリラヤはパラダイスです。
大人にとっては忙しいですが、楽しい家族団らんのひと時です。
初めての断食とハリラヤでしたが、温かいマレーシア人の皆さんのおかげで楽しく過ごせました。