ヤンゴン外国語大学(YUFL)の日本語科に着任し1ヶ月が過ぎました。私は2年生と4年生を担当しています。YUFLの学士課程(昼間)の学生は女性が圧倒的に多く、日本語科の教員も女性がほとんど。自身が女子校出身ということもあり、初日は学生時代に戻ったような懐かしい気持ちになりました。昼間の学士課程の他にも、朝7時からのディプロマコースや、夜間のコースでも多くの方が日本語を熱心に学んでいます。
さて、先日、赴任して初めてのビッグイベント「七夕」を行いました。笹飾りを作るための折り紙などは日本から持ってきていたものの、肝心の「笹」をどのように入手するか、悩む日々。そんな中、先生のお一人がご自宅から持ってきてくださいました。
私ともう一人のパートナーズはそれぞれが担当している学生へ七夕の由来を説明、2年生には七夕の歌も教えることができました。無事に飾り付けも終え迎えた当日、たくさんの学生が短冊を書きに来てくれました。「短冊に自分の名前を書くのが恥ずかしい場合は、イニシャルでもいいですよ」と伝えると、多くの学生がイニシャルを使用。日本ではイニシャルといえば、2文字ですが、こちらの方はイニシャルが3文字、4文字となる方も多いのが印象的でした(ちなみに、ミャンマーでは姓と名前を分ける概念がないようです)。
意外なことに日本語科の教員の多くも七夕が初体験だったということ。学生が喜んでいるのを見て嬉しかったのはもちろんですが、先生達も楽しそうに七夕の笹を眺めている様子を見て、日本の文化を受け入れてもらえたように感じました。
日々の授業では、単語一つを教えるのも苦労することがありますが、とても優秀な先生の協力のもと、楽しく過ごしています。始まってまだ1ヶ月ですが、残りの期間を通じてより良いパートナーズを目指していきたいです。