マレーシアには約33,000人もの日本語学習者がおり、その半数以上は私たちNP(日本語パートナーズ)が配属されている中等教育段階です。つまり日頃関わっている生徒たちは、まさに日本とマレーシア両国関係の礎。そう考えると夢があります。
実際のところ生徒たちの学習動機は様々(アニメ好き、和食好き、他の外国語が選択できなかったetc.)ですが、どうにか「日本語たのしい!」というパッションを持ってもらいたいです。
そこで今回はJFKL(クアラルンプール日本文化センター)や現地邦字紙、そしてCP(カウンターパート)のアイディアを実行に移し、生徒に好評だった企画をいくつかご紹介します。日頃から礎を支えておられる方々の凄さを実感しました。
【他校の授業に参加】
NPの配属校同士の交流は、手紙交換やイベントのお手伝いなど日頃から活発です。私が配属されている州は他の州と祝日が異なるため、他校の授業に参加することができました。お互いに良い刺激になる企画なので、色んな学校の授業でNPコラボが実現すればいいなと思います。
【卒業文集が大ウケ】
実家から郵送してもらったレアリアの中では、卒業文集がすごくウケています。CPのリクエストだったのですが、「日本は著作権が厳しく、ネットでは“手書き”の作文が見つからない。だから一番貴重です!」とのこと。
【現地の行事を日本語で祝う】
ハリラヤ(イスラム教の断食明け)のお祝いカードを日本語で書くなど、現地文化に合わせた日本語導入に関しては先生って流石だなと思います。
8月31日が独立記念日なので、国旗が校内の至る所に設置されます。それに便乗して、日本語クラスで作成したオリジナルの旗を飾りました。校内及び外部機関の方々から大好評です。
【マレーシアの邦字紙とコラボ】
現地邦字紙「南国新聞」さんには定期的に活動記事を取り上げていただいています。日本語の新聞に掲載されると生徒たちは大喜び。マレーシア在住の日本人にとっても、日本語を学ぶ生徒たちの笑顔は心温まるニュースとなっているようです。
【おまけ~トレンガヌ情報~】