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ようこそ「心ホテル」へ

大小1万を超える島々からなるインドネシアは、種族・宗教・言語が多様性に満ちた多民族国家です。スンダ語、ジャワ語、バリ語など各地域の言語が今でも日常使われ、高校では、共通語としてのインドネシア語をはじめ、世界各国の言語が教えられています。

職業専門高校(SMK)の全国言語大会が、10月10日~15日まで開催され、派遣先高校の応援に駆けつけました。言語大会で5日間という長い期間もさることながら、全国からの選抜選手の数は約400名、そのスケールの大きさは予想をはるかに超えるものでした。

大会の写真1

ベストパフォーマンス賞:日本語部門は派遣先高校SMKN3ブカシが受賞(左から3番目)

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表彰式は各地域の伝統衣装で着飾った学生や先生方が参加、とても華やかでした。

対象は7言語(①インドネシア語②英語③日本語④ドイツ語⑤中国語⑥フランス語⑦韓国語)、全国各地で2回予選を勝ち抜いた代表が集い、言語能力を競う大会です。日本語は、インドネシア語・英語に続き、人気が高く参加高校の多い厳しく狭い部門です。
その中で、日本語部門の西ジャワ州代表として出場した私の赴任先のSMKN3ブカシ高校は、多くの練習を積み、全国58名の中からベストパフォーマンス賞に選ばれたのです。

大会出場前の自校での練習風景
5分間のロールプレイは自作シナリオ、私の学校の生徒は、ホテルの支配人役を演じました。正確な発音、演技力に加え、舞台小道具や衣装の用意も欠かせません。「心ホテル」という名称は、お客様を「心からおもてなしする」という日本をイメージした名前です。
>ホテル支配人役 「あ…頭が痛い。売上げが伸びないなぁ。」
>昔の知人役 「施設や設備もいいのに…新しいHPやパンフレットを作りましょうよ。」
>ホテルの支配人役「いいですね。会社や学校にプロモーションできます。」

写真

ペアを組んだチルボン高校の学生(左)と「心ホテル」の販売促進について話し合い

各出場校の先生方や学生達
皆さん日本語で話しかけてく下さり、親日国家インドネシアを実感、日本への熱い想いが肌で感じられる貴重な経験となりました。

記念写真1
記念写真2
Writer
インドネシア 西ジャワ州
青島 薫さん

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