私の派遣先の高校、バンドンSMAN15は毎週金曜日、1年生女子生徒に向けて家庭科の授業があります。これは、良い家庭人になるように、というイスラム教の教えからのようです。私は興味があり、空き時間を使ってその授業に出席してみました。
その日の授業は、テーブルセッティングに使う、ナプキンの折り方の講座です。私も参加して一緒にやりました。突然、日本人は折り紙ができるから、ナプキンも折れるでしょうと、みんなの前でやってほしいと言われ、簡単な三つ折りのナプキンを生徒の前でやってみせました。そのあと、バティックの腰での巻き方、ナプキンの使い方の説明がありました。みな一生懸命に隣の人と話し合いながら折っていました。
先生が説明し、折っていきます。きれいでしょう。
わたしもチャレンジしてみました。
ナプキンの使いかたです。
みんな真剣です。
わたしがインドネシアにはじめて来て思ったのは、会う人会う人みんなきちんとされていて、1か月ほどになりますが、あまり悪い思いをしたことがないということです。道に迷ったときも、オートバイで連れて行ってやるといってくれて、みんながどこだと心配してくれました。そして、学校でもみんな笑顔で迎えてくれます。
カンティン(食堂)に行くと、美和子先生といって、声をかけてくれてほんとうに素直でやさしい生徒たちです。このとき、ほんとうにインドネシアに来てよかったと思います。これも、このような一つ一つの教育に原点があるように思います。少しでも“日本語パートナーズ”として、日本語の楽しさを生徒に伝えられたらと努力真っ只中の私です。