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「どうしてノートを隠しますか?」

こんにちは!“日本語パートナーズ” インドネシア6期の葛谷知里です。9月末に日本を出発し、バリ州での生活が始まりました。私は、2つの学校で活動しています。学校生活はとても楽しく、どんなに遠くにいても「ちさと先生!」と、多くの生徒が声をかけてくれます。

そんな学校での生活も1か月近く過ぎました。今日は、その中で特に印象に残っていることを紹介したいと思います。
あるクラスに、私が側に行くといつもノートを隠したり、そっぽを向いてしまったりする生徒がいました。「私のことが嫌いなのかな、授業が難しいのかな、日本語が好きではないのかな、なんでだろう…。」と、ずっと考えていました。話しかけてみても、あまり返事はありません。どう接したらいいのか分からず、何も言わずにそっとしておいたほうがいいのか、声をかけてみようか、と考える日が続きました。ある日思い切って「どうしてノートを隠しますか?」と、インドネシア語で聞いてみました。
「先生は日本人です。自分の日本語は悪いから、先生に間違いを知られることが恥ずかしいです。」と、答えが返ってきました。
私は「今、私もインドネシア語を勉強しています。でも少ししか話せません。とても難しいです。私もたくさん間違えます。だけど、皆とたくさん話したいです。だから頑張ります。間違えても恥ずかしがらないでください。」と伝えてみました。
すると生徒は大笑い!!私の話すインドネシア語が面白かったようです(笑)

その後、生徒の方から「先生!これはなんですか?」「これでいいですか?」「先生、できました!」などと声をかけてくれるようになりました。授業を頑張る姿を見ることができるようになり、安心しました。自分のインドネシア語がまだまだだと実感する出来事でもありますが、逆にそれが良い結果となりました。

多くの生徒が日本語の勉強を頑張っています。
私も頑張ります!

たくさんのバイクの写真
バイク、バイク、バイク…!ほとんどの生徒がバイクで通学します。

お茶とお菓子の写真
休憩時間。よく先生と一緒にお菓子を食べながら、お話しします。

お供え物の写真
バリ・ヒンドゥー教の方が多いバリでは、学校、市場、道、たくさんの場所でこのお供え物をいつも見かけます。

Writer
インドネシア バリ州
葛谷 知里さん

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