合掌礼。インドネシア6期の泉田みほです。インドネシアでいちばんシーフードが美味しい(「地球の歩き方」参照)、南スラウェシ州のマカッサルという都市で活動しています。毎日が驚きと発見の連続で飽きることなく、心優しい先生や生徒たちと共にとても楽しい日々を過ごしています。
今回は、こちらでの生活を最も充実させてくれている“少林寺拳法”について紹介したいと思います。なぜインドネシアで中国のケンポーなの?と疑問に思われるかもしれませんが、実は少林寺拳法は、あのうどん県、香川県発祥のれっきとした日本九大武道の一つなのです。
SMK8の部員のみんなと。女子部員も多くて嬉しいです。せんぺいみほと呼ばれるのが面白いです。
マカッサルには全部で6つの少林寺拳法の道院(少林寺拳法の道場のこと)があり、高校、職業高校、大学、そして税吏事務所などで、高校生から大人までたくさんの拳士たちと一緒にほぼ毎日練習にまぜてもらっています。
基本稽古の主座をお願いされることも。この日は4時間ほぼ休憩無しで練習しました。
インドネシアの少林寺拳法は一言で言えば”熱い”です。とにかく皆さん少林寺拳法に対する熱意にあふれ、一生懸命練習されています。突きや蹴りのスピードが速く、一見普通のおじさんがとんでもないスピードとキレッキレな動きで練習している様子は圧巻です。日本の少林寺拳法を忠実に学びたいという意識も高く、この日本語の意味は何ですか?などと積極的に質問してきてくれます。マカッサルでは以前日本人の先生が教えていた時期もあり、全国大会でも成績を残すほどレベルが高く、先輩方には毎回たくさんのことを教わっています。技だけでなく、練習に対する姿勢など、こちらの拳士の方々には教わることばかりで、とても刺激を受けています!おかげで少林寺拳法が前よりも好きになりました。
練習後は先輩達とご飯をよく食べます。誕生日も祝ってくれました!
中庭で練習するので足の裏が剥ける、道衣がドロドロに汚れる、練習中に子猫が乱入してきて邪魔されるなど、インドネシアならではのハプニングもありますが、今後もインドネシアの少林寺拳法を楽しみたいと思います。結手。
アスファルトの上での練習…おかげで強くなってきたと思います!(笑)