みなさん、プルワカルタからこんにちは。インドネシア6期の細淵倫子です。ジャティルフル第一国立高校(以下SMANJA)へ着任し、2か月目突入です。先月のレポートに続き、SMANJAの様子を報告します。
プルワカルタ県はスンダ文化復興に力を入れている県です。そのため、県主催でたくさんの文化関連イベントが開催されています。11月から12月はその観点から「日本文化紹介」をしました。西ジャワ州の7人のNP(日本語パートナーズ)にも協力を仰ぎました。
まず、「ひまわりの約束」の練習をし、「どうして~」ブームを巻き起こしました。その結果を持ち、他校開催の歌唱コンテストに出場しました。結果は惜しくも賞までにはとどかず、とても悔しい思いをしました。
でもその悔しさはSMANJAの生徒の次なるパワーになりました。
11月某日「Hayu Menari dan Menyanyi踊って歌おう」を開催しました。日本語歌唱コンクールのほかに、ビートボックス、シラット(インドネシアの国技)、NPとのコラボダンスが披露されました。同じ西ジャワ州派遣の、ゆかりさんの指導の下、皆でポッキーダンスを練習しました。
そして、12月は「Kreasi Dua Budaya(2つの文化の融合)」をPT Sanwa Musen、Midori Travel、La Derra Hotel、Hayu Purwakarta、PT Sosroとの協賛のもと、開催しました。ここでは日本文化とスンダ文化をコラボさせ、その成果を日本人へ披露しました。
クラス対抗「定食」料理コンテスト
チキン南蛮、ナポリタン、ラーメン、餃子のレシピをグループごとに練習し、アレンジ品を披露。
自作着物ファッションショー
2日間で、自作の着物を完成させ、発表します。
生徒主体で企画・運営のすべてを行うのはSMANJAにとって初めての試みでした。
ここで生徒は仕事をすることの大変さを学びました。個人プレイヤーではなく、仲間と協力していく重要性を体験しました。たくさんの生徒がぶつかり合い、涙を流しました。しかし、頓挫するわけにはいかない、その「責任」ゆえ、生徒は歩み続けました。
SMANJAの生徒はなにがあってもあきらめない。スンダ文化の町、プルワカルタで生徒は今日も、奮闘しています。私も皆とともに助け合いながら、学びあっています。すこしでもSMANJAの役に立てるよう、より一層努力していきたいです。