お正月、私が通っているレロイ中学校に、日本からたくさんの年賀状(156枚)が届きました。届けてくれたのは私の出身地の奈良市立春日中学校の生徒たちです。
年賀状には「あけましておめでとうございます」の文字と共にお正月らしい絵が描かれています。富士山、お年玉、雪だるま、ミカン、羽子板、お団子、太陽、お正月飾り、鶏、おもち、鶴など。また奈良公園の鹿や「せんとくん」(奈良県のマスコットキャラクター)、若草山を描いたものもあります。どの年賀状にも日本のお正月を紹介して、ベトナムの生徒たちと友好を結ぼうとの気持ちが込められています。両国の国旗や、袴とアオザイを着たかわいい子供の絵もあります。
実は12月にレロイ中学校から春日中学校の生徒たちに年賀状を送ってあり、日本からの便りを心待ちにしていました。思いのほか早い便りに生徒たちやCP(カウンターパート)の先生も大喜び。また年賀状の他に、水墨画の作品(36点)も送られてきました。奈良公園や大仏、五重の塔を描いた力作ぞろい。作品を見たCPのアン先生は「日本の生徒は器用ですね」と一言。日本の文化紹介となる教材であり、授業の中で活用していきたいと思っています。
両校の交流は初めてのもので、春日中学校の美術部顧問の杉本哲也教諭の尽力によるものです。杉本教諭は私の友人で、私が願う日本とベトナムの生徒たちの交流に賛同し協力をしてくれました。本当に感謝しています。
今後、この年賀状の交流をきっかけに、絵や手紙などの作品を交換し、生徒たちの心の絆を深めていきたいと願っています。
春日中学校の年賀状(絵手紙)と水墨画
レロイ中学校の年賀状