フィリピンに来て7ヶ月目になりました。学校にも生活にも慣れ、居心地も良くなってきましたが、残り時間もあとわずか…自分の中でやりたいと思っている事がなんとか全部実現できるように、バタバタした日々を過ごしています。このバタバタの主な原因は文化紹介なのですが、この半年でやってきた文化紹介の中でも、今回はお気に入りの1つをご紹介したいと思います。
ある日、学校へ行くと日本語クラスの先生に「もし日本に行ったら、これが欲しいの!」と写真を見せられたもの…それは”お守り”でした。私が持っている物を見せると、目を輝かせて「キレイ!」と言ってくれました。なんとかしてあげたいなぁ、作ってみようかな?と思い、インターネットで調べてみると千代紙で作れるステキなお守りを発見。早速作ってプレゼントしました。作り方も簡単、見た目も日本的で美しい…これは日本語クラスでもできるのでは?と実現したのが、「お守り紹介」です。
まずお守りについて、どこで買えるの?誰が買えるの?どんな時に持つの?何のために持つの?などを簡単に説明しました。その後、早速みんなで手作りする事に。日本から持参した千代紙を配ると、その美しさに歓声が上がりました。それだけでみんなワクワク。そしてフィリピンの生徒たちは折り紙大スキ!なので、袋を折るのも楽しんでくれました。
袋ができたら、誰のためで何を願うかを考えて、小さな紙に願いを書いて入れてもらいました。恋愛成就を願って作る生徒もチラホラいて、なんだか自分の学生時代を思い出しキュンとしました。最後は紐を付けて、袋をのりで密閉して、表に“おまもり”とひらがなで書いて完成!世界に1つのお守りに、みんな満足そうな笑顔。
ほとんどの文化紹介は日本にいる時から考えてきたものですが、こうして現地で思いついて試みたものが、生徒たちに好評だったりすると、なんともうれしいものです。