こんにちは。タイの東北部、スリン県に派遣されている齋藤です。
私の学校では毎週木曜日の最後のコマに「日本語クラブ」という時間があり、パートナーの先生と協力しながら日本の文化を紹介しています。今日は、最近一番生徒たちの笑顔が輝いた活動についてご紹介します。
日本にいる母校の先生と去年の末から連絡を取り合い、タイと日本の生徒たちの年賀状交換を企画しました。日本語クラブに参加している生徒たちはみんな日本語や日本のアニメ、歌、文化等々……とにかく日本が大好きです。ですが、普段彼らが私以外の日本人と関われる機会は多くありません。せっかく日本が好きなんだから、もっと色んな日本人を知って欲しい! 色んな日本を知って欲しい!
年賀状文化の紹介と「明けましておめでとうございます」や「謹賀新年」などの言葉を学んだ生徒たちは思い思いに自分の年賀状作成に取りかかります。
「〇〇ちゃんは可愛いですか?」「〇〇くんはどんな生徒ですか?」作成中も、送る相手のことが気になってしかたがない様子でした。
書き終わったら日本の学校へ送ります。年明けに生徒たちが手にするのは、自分が書いた相手からの年賀状です。
首を長くして待った新年の日本語クラブの日。日本の生徒たちが書いた年賀状を受け取ったタイの生徒たちは本当に嬉しそうでした。
年賀状交換をした相手とFacebookで友達になった生徒もいます。「〇〇ちゃんに会いに日本へ行きたいです。」と言う生徒もいます。私自身も生徒たちの輝く笑顔を見て、改めて異文化交流の楽しさを実感しました。
日本の学校にも協力頂いて実現したこの活動が、日本の生徒との交流や彼らの中の日本に対するイメージを広げるきっかけとなれば嬉しいです。