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放課後サッカークラブ

こんにちは。タイの東北部、サコンナコン県バンムアン郡に派遣されている佐久間駆道です。
現在、私の学校では毎週月曜日から金曜日の放課後に近隣の住民と生徒、先生が一緒になってサッカーをする時間があり、日々楽しく練習しています。今回は、タイ人の輪に入ってサッカーを通じて交流する私の活動についてご紹介します。
赴任して早くも9ヶ月が経ち、残すところ約1ヶ月の滞在となりましたが、赴任直後から続けてサッカーをすることはできていませんでした。日本の部活動のように毎日朝練をこなし、日が沈むまで練習をする文化がありません。初めのうちは時々サッカーをしている生徒に混じって一緒にプレイするくらいで、私が気合を入れてユニフォームを身に纏いグラウンドで待っていても誰1人来ず、寂しくランニングして帰った記憶が多くあります。

たった数人でボールを蹴り合う寂しいグラウンドの写真
始めの頃、わらわらと集まって各々ボールを蹴って帰っていく緩~いサッカーを時々してました

「なぜ毎日サッカーをしにこないのか?」と生徒に聞くと「みんなが行かないから」「昨日はしないみたいだったから」と答えました。つまり放課後にサッカーをするかしないかは集団心理次第であり、私はそれを活かして毎日放課後にサッカーをする機会を作ろうと決めました。顔見知りのサッカー好きの生徒に口酸っぱく声を掛けるところから始め、体育の先生にも協力を求めてグラウンドの手配や、練習用具を貸してもらえるようお願いしました。教育実習生たちの手も借り、一緒に練習メニューを考えて日々のトレーニングを充実させています。
毎日サッカーボールを持った日本人がグラウンドで生徒を待っているという口コミが広まった現在は、幅広い年齢層のプレイヤーが集まり、切磋琢磨してそれぞれ目標を持って活動しています。
サッカーボール一つで、一からコミュニティを作り、それを広げることができて達成感を感じています。

大人数でサッカー試合をしている写真
片方のチームがユニフォームを脱いでチーム分けします。赴任当初と異なり人数も多く真剣そのものです

私が帰国してからも、多くの人に協力頂いて実現したこの活動が続き、皆がそれぞれのフィールドでこの経験を生かして活躍することを願っています。

Writer
タイ サコンナコン
佐久間 駆道さん

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