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カンボジアの聖地へ

スオスダイ!新年が明けてから、あっという間に2月になりました。1月は特に時間の経過が早く感じられ、不思議です。今年もカンボジアをよろしくお願いします!

年末年始は、“アンコール・ワット遺跡群”のあるシェムリアップで過ごしました。シェムリアップ州は、プノンペンからバスで7-8時間、飛行機では45分で行くことができます。カンボジアの人たちに「もう行った?行かないの?!」と、何度も聞かれる有名な世界遺産であると共に、神様のいる神聖な場所だと聞いていたので、訪れたい場所の1つでした。

壁画の写真
長い壁画には、歴史や物語が描かれている。

アンコール・ワット遺跡周辺には、急な石段に囲まれたお寺やとても大きな観音菩薩の顔たち、神様や女性、動物を描いた細かい彫刻、王が沐浴をしていたとされる池など数々の見どころがあります。

その中で私が心惹かれたのは、巨大な樹木が覆いかぶさっている遺跡です。遺跡が押しつぶされてしまいそうなほどの力強い樹木たちの姿や空高く伸びている姿は生命を感じました。また、自然と共にある遺跡はひっそりとしているようで強い存在感があり、魅力的でした。

巨大な樹木が覆いかぶさっている遺跡の写真1
意志を持って、今にも動き出しそうな気がしました。
巨大な樹木が覆いかぶさっている遺跡の写真2
巨大な樹木が覆いかぶさっている遺跡の写真3
タ・プローム遺跡は、人気の観光スポット。時間がゆったり流れていました。

この旅では、2016年大晦日に最後の朝日を見ようと決めていました。そのため、朝5時に真っ暗な道をトゥクトゥクに揺られながら、目的地アンコール・ワットへ!!
暗い中、しばらく経つと空が少しずつ明るくなり、遺跡の全貌が見え始めました。ですが、どこにも朝日が見えてきません。なんと、雲に隠れて日が昇ってきていました…(笑)少し残念でしたが、雲のおかげで青みがかった遺跡と水面に映る美しいアンコール・ワットを見ることができました。この景色に出会えたことに、感謝します。

2016年は“転機”の年だったように思います。2016年の始まりは、当時滞在していたカナダで花火を見て迎え、その年の終わりには、カンボジアで朝日を見ているとは思いもしませんでした。
今年もこの“ご縁”を大切にし、カンボジアの魅力をもっと見つけていきたいです。

風景写真
静かにたたずむアンコール・ワット
Writer
カンボジア プノンペン
松岡 香央里さん

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