はじめまして。インドネシア5期、沖縄県出身の新垣杏奈です。
日本語パートナーズ(NP)として、インドネシアのタンゲランに派遣され7か月が経ち、いよいよ帰国が目前に迫ってきました。
先月1月21日に、タンゲラン第2国立職業高校で文化祭が行われ、そこでタンゲランの4つのSMK(職業高校)の生徒19人とタンゲラン派遣のNP6人から成るエイサーチーム「CAMPUR EISA」がエイサーを披露しました。 沖縄の方言で「ちゃんぷるー(まぜる)」という言葉があります(ゴーヤーチャンプルーなど)が、インドネシア語にも「チャンプル」という言葉があり、沖縄方言と同じ意味で使われています。人・文化・宗教等色んなものが「CAMPUR(チャンプル)」されたチームなので、このチーム名にしました。
「エイサー」を全く知らない生徒達に、エイサーについて教えることから練習は始まりました。
10回の練習を経て本番を迎え、当日は今までの練習よりも大きい声が学校に響き渡り、踊り終わった生徒たちの顔は達成感でキラキラとした顔をしていました。
踊り終わった生徒が私のところに駆けつけてきて、「アンナ先生!私これからもエイサーやりたい!」と言ってくれて、涙が出そうになりました。この舞台までに様々な困難にぶつかり辛いこともありましたが、踊り終わった生徒たちの無邪気な笑顔を見て、教えてよかったと強く感じました。
文化祭でのエイサーの反響がすごく、SMA(国公立高校)からの新しい仲間も増え、主演依頼も何件か受け、日本語全国大会でも演舞することができました。
今回、インドネシアのエイサーチーム「うーまくエイサー」の方から太鼓を借りてエイサーを踊ることが実現しました。インドネシアでの縁にとても感謝しています。
帰国した後も私たちNPが蒔いた種が、インドネシアで蕾をつけて花を咲かせてくれればいいなぁと思っています。
あと、残り1か月!悔いの残らぬようインドネシアライフを楽しんでいきたいです。