「鬼は外、福は内」2月の伝統行事といえば節分。
2月12日、ダナン地域研修が国際交流基金ベトナム日本文化交流センター(以下、JF事務所)で行われました。参加者はダナン市内の中高等学校のCP(カウンターパート)の先生方とダナン派遣のNP(日本語パートナーズ)の津田聖子さんと私です。津田さんと私で、日本文化紹介コーナーを担当しました。
最初に節分を紹介。私が鬼に扮し、CPの先生方に豆まきをしてもらいました。津田さんはナレーターを、黒田日本語教育専門家に福の神役をしてもらいました。突如、JF事務所に現れた鬼に、CPの先生方もびっくり。鬼の「食べてやるぞ!」の声に、CP(全員女性)も悲鳴を上げ、福の神と共に鬼に豆を投げつけました。CPのあまりの勢いに鬼も退散。
その後、パワーポイントを使って、恵方巻きや鰯の頭と柊について説明しました。最後に豆を全員でたべました。
次に子どもの遊びを紹介。初めにおにごっこ「こおり鬼」をしました。NPがやり方を話した後、全員で実際にやりました。事務所内をCPとNPが走り回り、鬼になった人は息を切らせていました。
そして2番目に「花いちもんめ」を紹介。これも全員で仲良く手をつないで「勝ってうれしい花いちもんめ、負けてくやしい花いちもんめ」と大きな声で歌いながら、子どもになりきってあそびました。「どの子がほしい、そうだんしましょ」の後、真剣に丸くなって話し合う姿は、とても微笑ましい光景でした。
地域研修はNPの日本文化紹介の他、昨年12月に日本で行われたCP研修に参加したジエップ先生とカク先生から研修の模様の報告がありました。また現在ダナン市内の中学校で行われている「きれいな字コンテスト」の審査も併せておこなわれました。楽しくて充実した中身の濃い研修となりました。
黒田専門家からもNPの『節分と子遊び』紹介は、「授業で早速使えるもので、CPの先生方に役に立つ内容ですね」と言っていただきました。