こんにちは!西スマトラ州パダンに派遣されている太田です。今回は、3月に行なった最後の日本語クラブの様子をお伝えします!
私が派遣されている国立パダン第五高等学校(SMAN5 Padang)では、週に一度日本語クラブがあります。主に、授業では紹介しきれない日本文化を体験しながら学んでいます。これまでも折り紙や巻き寿司、たこ焼きや茶道などたくさんの日本文化を紹介してきました。日本語クラブの生徒たちは、日本に関する関心も高く、日本語の勉強も熱心で、普段の授業でも彼らに助けられました。
そんな日本語クラブも最後の日がせまり、何か特別なことをしたいなと思いつつ、何も思いつかなくて困っていました。そんな時、家族から弟の卒業式の写真が送られてきて、そこからアイデアが浮かび、日本語クラブの卒業式を行うことにしました。ちなみに、インドネシアの卒業シーズンは日本と違い、だいたい4月くらいとのこと。残念ながら私は参加することができません。
まず日本の卒業式についてクイズを出しました。そして、弟の卒業式の写真を見せました。日本の卒業式について学んだあとは、いよいよ卒業式。手作りの卒業証書を見せると、生徒たちは大喜びでした。自ら椅子を並べ始め、12年生(高校3年生)はどこからともなく出てきた日本語クラブのオリジナル法被を着始めました。
卒業式体験とはいえ、一人一人に卒業証書を手渡すのは、かなり感慨深いものでした。見ていた10年生(高校1年生)も、先輩たちの名前が呼ばれるたびに、「先輩!」「会長!(日本語クラブのリーダーのこと)」と歓声をあげていて、日本の卒業式のような厳粛な雰囲気ではなかったものの、楽しい雰囲気で最後の日本語クラブの幕がおりました。
派遣中はうまくいかないこと、辛かったこともありました。けれども、この日本語クラブのみんなの日本に対する愛をたくさん感じられたおかげで、頑張ることができました。いつかみんなと日本で会えますように!ありがとう!Terima kasih!