みなさん、こんにちは。2016年10月から6ヶ月間、黒田は北スラウェシ州マナド県、細淵は西ジャワ州プルワカルタ県へ派遣されました。
アルファベット「K」に似た形をしたスラウェシ島の北にある州都のマナドは、海の近くにあり、香辛料貿易の拠点として栄えた港町です。きれいなサンゴ礁に囲まれ、漁業も盛んです。キリスト教徒が多く、マナド独自の陽気な文化実践が行われています。気候は一年を通して24℃~27℃と比較的涼しいです。一方、プルワカルタ県内にあるジャティルフルは、ジャワ島西ジャワ州中部の山の入り口にある町です。1960年代チタルム川の中流に人口ダムが造られ、その後開発が進み、現在は数多くの工場が立地されています。イスラーム教徒が多く、スンダの文化実践が行われています。気候は一年を通して蒸し暑く、日光が照り付けます。
このような土地で、多くの生徒が日本語を学習しています。
日本語学習は、学校カリキュラムの中に取り込まれた「科目」の一つであり、「勉強させられるもの」と考える生徒も少なくありません。それゆえ、学習の際の動機付けが課題となっています。
一方、先生の多くはたくさんの授業を担当し、忙しい毎日を過ごしています。『どのようにすれば日本語に興味を持ってもらえるのか』を考えています。このような背景の中、必要になるのは、先生にとって負担になり過ぎない形で継続的に日本語を定着させる方法です。
そこで、私たちは、手紙を書き、他の地域の友だちと交換する方法で、この課題を解決しようと考えました。
まずは、プロフィールと自分の好きなものを書いてみることに。いつもは受け身の生徒たちが、自分の好きな言葉を調べたり、先生に確認したりして、自分の力で書くことができました。そして、私たちの帰国後もこのやり取りは続いています。
手紙が届きました
手紙を読みます。そして、手紙を書きます。
自身のペンフレンドへ手紙を出します。
私たちの「海と山のペンフレンド」は、文化の違う2つの派遣先で日本語のペンフレンドを持ち、授業の復習としてこの活動を行います。これをきっかけに、両校の友好関係が築けることを望んでいます。