私が通うPCT(ファンチャウチン)高校のキャンプ(一泊二日)が3月末に行われました。PCT高校はベトナムで一番生徒数が多いと言われている高校で、約4000人います。一学年のクラスは30クラスもあります。その中で日本語コースのクラスが各学年2クラス。PCT高校では毎年、11年生(高校2年生)だけがキャンプに参加しています。生徒たちは、高校生活で一回だけのキャンプをとても楽しみにしていました。
場所はダナン郊外にある大学のキャンパス。生徒たちは朝早くバスで学校を出発。私は、他の学校の授業を終えて、夜から参加しました。私が到着すると、私のために案内係の生徒がいて、大学の校門のところで待ち受けてくれました。生徒に案内されて、広いキャンパスを歩き、テントが所狭しと立ち並ぶ運動場に着きました。クラスごとに大テントが設営されていて、趣向を凝らした飾り付けがされています。テントの入り口にはクラスの看板もあり、日本語コースのクラスは、太陽、富士山、兜、刀をデザインしたクラスのマークがありました。テントの中に入ると、よく知っている生徒たちが笑顔で出迎えてくれました。
夜のメインは何といっても、キャンプファイヤー。運動場の中央部に置かれて木に火が灯されると、あっという間に赤々と燃え盛り、何重にも回りを囲んでいる生徒たちの気分は最高潮。ハイテンションの司会の声、大音響の音楽。カラフルな照明、歌やダンスが次々に繰り広げられ、その場に参加する私まで気分が高揚してきます。
次はポケモン仮装大会。各クラスの代表の生徒が、自分たちが作った衣装を着け、顔には分厚い化粧をしたポケモンが登場すると、歓声が上がります。
夜遅く私は帰りましたが、次の日も予定外で参加。生徒たちの親が作ったという食事を一緒に食べ、カフェで一緒に休憩したりと、普段はできない生徒たちとの触れ合いの時間を持ち、忘れられない思い出をまた一つ作ることできました。