4月19日、この日はカウンターパートであるフィルダウス先生の誕生日でした。
赴任してきたばかりのある授業で先生が、「私の誕生日は4月19日です。でもいつもみんな祝ってくれません…笑」と言っていました。
ならば今年は盛大にお祝いしたい!と思い、誕生日ウィークを実施しようと考えました。
誕生日ウィークとは、4月17日から4月21日にある日本語の授業内で毎回誕生日のお祝いをするという計画のことです。授業は1年生(中学1年生)から4年生(高校1年生)までで各学年2クラスずつの計8回ありますが、3・4年生はテストがあるため合同で行うことにしました。
先生の目を見計らってこっそり計画をたてました。誕生日ウィークにノリノリの生徒達にどんなサプライズをするか、何をプレゼントするかを考えてもらいました。日本語の歌、バースデーカード、寿司、風船、ケーキ、などいろんなアイディアがでてきました。早いクラスでは1ヶ月前から計画を立てて準備しました。4年生は巻きずしを作ってプレゼントしたいということで私の家で作りました。純粋にお寿司作りを楽しむこともできていた様です。
巻きずし作りの様子
そして待ちに待った誕生日ウィーク初日。トップバッターは4年生です。
「フィルダウス先生、男子生徒が喧嘩しているので教室に来てとめてください!」と嘘の理由で呼び出してもなかなか来ません。計画を変更するしかないか、と思っていたところで先生登場!!「おい、どうしたんだ?」「先生、あの…」と言って生徒達が誕生日の歌を歌いだすと先生はとても驚いていました。大成功でした!他のクラスでも毎回繰り広げられるサプライズに先生は驚き困惑しながらもとても喜んでいました!
先生は「みんなありがとう。ゆり先生、来年がさみしくなるよ…」と言っていました。生徒達の先生を思う気持ちとアイディアに私も驚かされながら、生徒達となにより先生の笑顔を見ることができて良かったです。来年も誕生日ウィークがありますように!