日本のみなさん、Suor Sdai!(スオースダイ)
カンボジアでは、5月21日に王立プノンペン大学で「第二十回 カンボジア・日本語スピーチコンテスト」が開催されました。
日本語を学習している学生たちが、自分の体験を日本語で発表する大舞台です。発表者たちは、お寺で受けた「怖い教育」、留学中に日本で経験した「地震」、「日本語との出逢い」等、様々な題材のスピーチをしてくれました。残念ながら、私の日本語コースの学生は出場していませんが、私とCP(カウンターパート)のソクニー先生は質問員として参加しました。とても貴重な経験でした!
学生たちは発表後、質問員からどんな質問をされるのかわかりません。そんな彼らのドキドキが、舞台上から私にも伝わってきました。もし、私がクメール語でスピーチをするとしたら、質問員の人が怖く見えるだろう。と思ったので、心の中で「敵じゃないよ~!大丈夫!」と、念を送り続けました。(笑)
カンボジアの友人たちの素敵なスピーチを聞くこともできました♪♪
カンボジアの人たちは、自分の話をするときに必ず家族のことに触れて話してくれます。今回のスピーチでも、「家族」のことを交えて発表する学生が多かったのが印象的でした。
ある学生は、「見ることは、話すことや聞くことよりも大切」だと伝えてくれました。彼は、自分の祖母がいつも自分を見てニコニコしている様子を不思議に思っていましたが、やがて「祖母は自分のことが大好きなんだ。」と瞳を通して感じることができたそうです。 目を見ることで相手の心も伝わってくるし、自分の気持ちも伝えることができる。という発表は心に残るものでした。
どの学生のスピーチも、本当にすばらしかったです。このカンボジアの地で、たくさんの学生たちが日本語を学び、互いに切磋琢磨している姿はとても輝いています!
来年の日本語スピーチコンテストには、私のいる日本語コースの学生たちも出場してくれるといいな、と思います。