こんにちは!マレーシア三期、ランカウイ島に派遣されている植田美甫です。今回は学校での一大行事、Hari Guru(先生の日)についてお話したいと思います。生徒が先生方へ日ごろの感謝を込めてプレゼントを用意したり、催し物を行ってくれたりする、一日がかかりのイベントです。そしてその後、島全土の学校レベルでのハリグル(先生の日)というものもありました。
今年はその集まりが私の学校で行われるということで、急遽、校長先生より2週間で日本風ガーデンを作るように頼まれたのでした!“与えられた時間は2週間!依頼されたが、学校から予算は出ず”ということで、私の日本風ガーデンプロジェクトが突然スタート。
しかし時間・資金・物資・労力面、全てにおいて問題が山積みです。全校集会の場で募金を募り、なんとか資金を調達。生徒からお金を集めることは、一般的なのだとか。
そして、島だからこそ日本風に仕上げるための材料がないのも問題でした。結果、竹は近くの花屋さんに生えていたものを譲ってもらい、桜の木はCP(カウンターパート)の先生の実家に生えていたレモングラスに、ホットグルーで造花をつけ代用。鳥居は近くのおじさんにオーダーし、自分たちでペイント。石や土は学校内から物色。毎週末学校に集まり、なんとか2週間で形になりました。
作り上げる過程で、本当にたくさんの生徒や先生方に助けていただきました。自分が持ち出した企画ではないものの、形のあるものとして私が去った後にも残る何かを、この段階で手掛けることができて本当によかったです。
日本風に壁や階段をペイント!
何日にもわけてペイント!
「無茶ぶりだ。」と思ったいきなりの企画で、正直不安しかありませんでしたが、CPの先生と協力し、ここまでできたこと、心から嬉しく思います!
丁寧に作業を進めてくれたベストパートナー!たち
また、私が庭を手入れする姿を見て、生徒たちが同じように手入れしている姿も見かけました。
私が居なくなっても、きっと生徒たちが世話をしてくれるのだと思います。ずっと育つ何か。とても素敵な日本風ガーデンが仕上がりました!