バンコクのお隣の県、チャチェンサオに来て早2か月。先生の授業を手伝うほかに、いろいろな学校行事に参加させてもらっています。
先月は毎週土日に生徒の家庭訪問がありました。私も先生について行き高校1年の生徒のお宅へお邪魔しました。 着いてみてびっくり。
「せんせい!このはしをわたってください」と生徒。その生徒は毎朝毎晩河川運河にかかる木の橋を渡って通学しているそうです。
学校の生徒達の多くは自然に囲まれた場所で暮らしています。家からはバナナやヤシの木、そして田園風景が見渡せます。
他にも、家でカノムジーン(素麺に似た白い麺)を作っている家、水上市場の中にある家、蛙を大量に飼育している家などバラエティに富んだ暮らしぶりを見せてくれました。
また、学校行事も多くあります。
6月29日にタイの大詩人で多くの詩や物語を残したスントーン・プーの日(誕生日は26日です)とタイ語の日の行事が行われました。
伝統衣装を着た生徒達によるラムタイや、高校3年生によるスントーン・プーの書いた物語の劇。
私もタイ語の先生に教わり、スントーン・プーへの賛辞を述べる詩吟を吟じました。
先生や生徒が吟じるときの様に美しく吟じるにはまだまだ……タイ語の声調や音の上がり下がりの美しさをよく知り、誇りを持っているタイ人の先生や生徒だからこそ美しく吟じることができるのだろうと実感しました。
日本語はタイ語とどう違い、何が日本語の面白さか、考える毎日です。
以前、旅行に来た際には経験できなかったタイの人々の暮らしを日々体験させてもらっています。
ちょっとした驚きと発見の毎日を大切に残りの期間も過ごしていきます。