タイ・サラブリー県のゲンコーイ学校に派遣された齋藤裕治です。今回は、NP(日本語パートナーズ)としての活動の中で授業以外の活動についてご紹介します。
この学校では、生徒たちに日本とのかかわりをもっと増やそうと、日本語コンテストや交換留学制度や日本語キャンプなどの活動に積極的に取り組んでいます。その中で、6月24日に行われた「ドラマコンテスト」について紹介します。
学校に来て2日目の5月24日に「ドラマコンテスト」に出るということを聞き、原稿づくりから、発音チェックまで任されました。題は「かぐや姫」でした。初めての経験で、右も左もわからない中、原稿を作り練習をしては修正しながら、毎日放課後練習を重ねてきました。
練習だけではなく、昼ご飯を一緒に食べたり、練習が終わってから、生徒たちとお茶を飲みに行ったりして絆を深めてきました。
また、演者だけでなく、小道具やスクリーンに映し出す映像などのテクニック担当の生徒も、練習を見ながらなんの指導もしないのに、劇に合わせて素晴らしいものを作ってくれました。
そして、発表当日。もっと緊張しているのかと思ったら、意外と落ち着いていました。ほかの学校の演技が始まると、その緊張もすこし顔に出てきたようでした。でも、いざ自分たちの番が来ると堂々として会場に向かっていきました。演技は練習でやってきた以上のもので、釘づけになりました。その素晴らしさに、私自身涙が出てきてしまいました。CP(カウンターパート)の先生も涙を見せていました。
入賞できるかと思いましたが残念ながら入賞はできませんでした。でも、演技や日本語の発音、背景などは上位の学校に引けを取らないと思いました。
終わってから、ごくろうさま会をしました。生徒たちもやり切ったという満足感とおいしい食事(ステーキ、ピザ、デザート)を楽しんでいました。
皆さん、ありがとうございました。つぎは、入賞をめざしましょう。