Selamat hari raya!(スラマット・ハリラヤ=断食明けを祝う挨拶)
6月末のラマダーン明けから、そのお祝いが続いているマレーシアです。
このひと月は、街の至る所で、「ハリ・ラヤ」の催しが行われ、その雰囲気を楽しむことができます。
ラマダーンが明けた後は、親戚の家を回り、家族団らんでご飯を食べます。 お年玉のような「ドゥイ・ラヤ(祝いのお金)」までもあり、まさに、お正月のようです。
私も、先生の親戚宅を訪問し、家ごとにご飯をごちそうになりました。マレーシアの食文化を一気に体験することができ、毎日満腹な日々でした。
特に、ハリ・ラヤの時に食べられる伝統食があります。竹の中にココナッツミルクと餅米を入れて、蒸し焼きにする「レマン」です。
その「レマン」作りを体験することができました。
ココナッツの皮むきにも挑戦!機械で中の身を削り、ともに竹の中に入れます
それでは、実食!見た目は「きりたんぽ」みたいですね!
味はもちもちでココナッツの香りがするおはぎのようです
この「レマン」は、昔からハリ・ラヤの伝統食で、家庭ごとに家族総出で作っていたそうです。今回は、2人でレマンを30本分作り、蒸し焼きにする工程も含めれば、半日がかりの大変な作業でしたが、とても良い経験ができました。
先日、派遣校でもハリ・ラヤを祝う行事がありました。
生徒たちは、前日の夜まで校舎に残って、ホールの飾り付けを頑張りました。
夜遅くまでホールに残り、準備をする生徒たち
テーマに合わせて、会場を飾りました
伝統的な飾り「クトゥパ」を作成中。難しい!
当日は、おしゃれをして参加することができます。生徒たちは、色とりどりの伝統服を着て参加しました。
この日もハリ・ラヤのお祝いを皆で楽しみました。
マレーシアは、みんなで「食べること」を通して、人との関係性を大切にしていく習慣があります。断食やハリ・ラヤは、それを特に感じられる期間でもあるように感じました。今回も、どっぷりとマレー文化を学び、楽しむことができました!
さて、マレーシア3期の活動も残り3ヶ月ほどになりました。 引き続き、マレーシアについて学ぶ姿勢を持ちつつ、交流を通して、日本を伝えられるよう、残りの期間を大切に取り組みたいと思います。