こんにちは。マレーシア3期の衣川です。私はクランタン州のジェリという町にいます。イスラム教徒は5月26日〜6月24日まではラマダン(日中の時間帯飲食をしない断食月)でした。私はマレー系の多い地域に住むことができたので、ラマダンの様子を紹介します。
ラマダン期間中何が変わるかというと、まず1つ目は学校の時間割が変わります。1回35分の授業が5分短縮され、休憩時間が35分から15分になります。そして授業終了後モスクに行きコーランを読む時間になります。また、体育の授業は座学に代わるそうです。
2つ目はレストランの営業時間が変わります。レストランは夕方から開きます。料理や総菜を売る店は午後3時、4時以降しか営業しておらず、朝食・昼食の外食ができません。学校のキャンティン(食堂)も日中は開かず、夜だけ営業になります。
しかし実はとっておきの楽しみがあります。それは、パサラマダン‼(ラマダン期間中の屋台‼)その日の断食終了後の食事のために数多くの飲み物や伝統的なお菓子、種類豊富な食事、多くの食べ物が売られています。私は断食に挑戦していましたが、5時6時に市場へ行き、どれを買おうか見て回る時間、食べるのを待つ時間はとても楽しいものでした。生徒たちも市場まで買い出しに行くことができました。
そして3つ目は大勢で食事をする機会が増えます。レストランでは普段、学生や友人同士が多いのですが家族での来店が目立ちました。料理と飲み物の並んだテーブルで食事の開始時間を待つ家族の様子はほほえましい光景です。
学校でも断食明けの食事を大勢でするbuka puasa(断食明けの食事)がありました。他にもモスクに集まって食事をする機会がありました。大勢の人と話ながら食事を待つと時間が経つのもあっという間です。ラマダン期間中、私は食事を通じたコミュニケーションが増えました。