初めまして。マレーシア3期の加藤です。私はマレーシアの首都クアラルンプールに派遣されています。 派遣先は都会にある大きな学校で、マレー系・中華系・インド系・他様々な人種の生徒が通っています。それゆえ、様々な文化や慣習に触れる機会が多くあります。
今回は、「ラマダン」と「ハリラヤ」についてご紹介します!
「ラマダン」とは、イスラム暦第9月の名称で、イスラム教徒にとって特別で神聖な月です。今年は5月27日からの一ヶ月間でした。
この期間は、日の出から日没まで「断食」を行うことで、信仰を深めます(マレーシアでは5時半〜19時半頃でした)。
私も、初めて断食に挑戦しました。常夏のマレーシアで日中ずっと飲食を断つことはとても大変に思いましたが、その分、日没後の食事がとても楽しみで、いつも以上に喜びと感謝を感じることができました。
ラマダンが終わると、「ハリラヤ」が始まります。これは、ラマダン明けを祝うお祭りです。
私は、先生や生徒の田舎に招待していただき、一週間を過ごしました。田舎では、親戚や友人・近所の方が集まり、モスクでお祈りしたり、伝統料理を作ったりします。イスラム文化を肌で感じ、学ぶことができる、大変貴重な経験になりました。様々な世代の方々と交流できたことが、なにより嬉しかったです。
学校では「ハリラヤ祭」が開催されました。民族や宗教に関わらず、全ての生徒がお気に入りの衣装を着て集まり、ご馳走を食べます。カラフルな衣装に身を包んだ生徒たちは、みんな笑顔で嬉しそうでした。
マレーシアには様々なお祭がありますが、それぞれの民族が互いの文化を理解・尊重し、みんなでお祝いをする、とても素敵で面白い国です。