スラマット プタン!(午後のあいさつ)
今回は、生徒たちによるマレーシアの制服紹介です。
マレーシアの学校では、民族衣装を制服として着ます。現在の日本では着物を制服とする習慣がないことに気づきます。
それでは、日本語クラスの3年生、バトゥリーシアさんとサイさんに紹介してもらいます!

~女子編~
・Tudung トゥドゥン(スカーフ)

・Baju kurung バジュ クロン(シャツ)

中華系、インド系の学生もこのシャツを着用しています。
必ず長袖ですが、生地はコットンでできていて、暑くないです。
常夏の国ですが、宗教の関係から肌の露出をさけるデザインになっているんですね〜、生地もコットンで、とても薄いので、思ったより暑くなさそうです!
・Kain kurung バジュ カイン(スカート)

足首まで隠れるように長い丈になっています。
一般的に青色ですが、柄は学校ごとに異なります。私たちの学校は、このようなチェック柄です。
黄色がアクセントになっていて、とてもかわいい柄です。他の学校の柄も気になりますね。
・Tag nama & Lencara (タグ&ルンチャラ)‐名札と校章

マレーシアの学校もそれぞれ校章があります。名札を付ける習慣は日本も同じですね。
~男子編~
・Songkok ソンコ(帽子)


男性が被るマレー系の帽子です。制服のソンコは黒色です。中に刺繍が施されています。
中に刺繍があるのは知りませんでした! 帽子の内側まで凝っていて、とてもきれいです。
・Baju Melayu バジュ マラユ

一般的に制服のバジュ マラユは、白色です。
・Samping サンピン(腰に巻く布)


バジュ マラユを着る時の特徴的な部分です。筒状に縫われた布を体に通し、腰に巻き付けていきます。
外側に折りたたんで、丈を調整します。
簡単なようで、やってみるとなかなか難しい!
マレー系の男の子たちは、小さい時から民族衣装を着用し、とてもきれいに着ることができます。
今回紹介してくれた制服は、金曜日にのみ着用します。
金曜日、授業が終わると男子生徒は、この制服のまま礼拝のためにモスクへ出かけます。
マレーシアでは、普段の生活から民族衣装が着られています。制服や普段着として民族衣装が日常にとけ込んでいるマレーシアの習慣は、とても素晴らしいことだと思いました。
