こんにちは! インドネシア7期、ジャカルタ派遣の西山莉沙です。私は、2つの高校でCP(カウンターパートの先生)と一緒に授業に入り、日本語の勉強や文化紹介のお手伝いをしています。
ある日、CPから授業で寿司を紹介してほしいと依頼があり、(どんな寿司を作って紹介しよう?)と考えていると、「りささんは説明だけです。寿司を作る準備は全部生徒がします。」と言われ、(私は作らなくていいの?)とびっくりしました。というのも、ジャカルタには寿司屋が沢山あり、アニメや漫画から寿司を知っている生徒も多く、今回はさらにインドネシアで寿司を作るために何を用意するか、生徒たちで話合い、考えさせる時間も必要だと説明されました。確かに、私が全て準備すれば、より日本に近い寿司を提供できる機会になるかもしれません。だけど、自分たちで調べ、準備し、作るほうが、生徒たちがメインの経験となり、現地の材料で作ることは、寿司をより身近に感じる一つの機会になるのではないかと思いました。
そして、授業当日。教室に入ると机の上に食材を用意し、早く寿司を作りたくてしょうがないそわそわした生徒たち。私の説明後、いよいよ寿司作り開始!
各自もってきた材料で、創意工夫を凝らした寿司を作ります。ご飯や具材もインドネシア料理で食べたことがあるものがたくさんです。
完成した寿司は教室の前に集め、先生たちで見た目と味を審査。どれも私が知っている寿司の味ではありませんでしたが、生徒に「先生、インドネシアの味どうですか?」と質問され、インドネシアの寿司を私に食べてほしい生徒たちの思いも感じました。
日本の味を食べさせる経験だけではなく、現地で作ることができる寿司の味を共有することも文化紹介の一つ、また日本語パートナーズならではの活動なのかなと考えます。3月までたくさん日本文化を紹介し、生徒たちが少しでも日本に興味を持ってくれたらいいなと思います。