8月25日、私が派遣されている高校のある中部ジャワ州クンダル県で、集団ウォーキング県大会が開催されました。県内の企業や役所、学校等で働く人が事業所ごとに1チーム10人の集団で8キロを歩き、その速さを競います。私もクンダル第一国立高校のメンバーとして参加させていただきました。
県内中の事業所から多くの人が集まりました
というのも、その1週間前のこと。カウンターパートである日本語の先生が「ウォーキング大会の練習に行きます。」とおっしゃったので、なんとなく一緒に行ったのが始まり。練習後、疲れを見せずにケロッとしていた私を見て、先生は「来週の大会、一緒に出ますか?」と誘ってくださいました。他の先生たちは心配そうな表情でしたが「私、高校時代陸上部だったから大丈夫です! 8キロ歩けます!」と言ったら、拍手が沸き上がり、私の出場が決まりました。陸上部員だったのは、もう15年も前のことですが。
それから3回ほどの練習を重ねて大会の日を迎え、ブリーフィングで、お揃いのユニフォームの確認をしました。赤いポロシャツに、紺色のジャージ、そして赤いジルバブ。先生は私の方を向いて、「れいこ先生もジルバブ被りたい?」と聞いたので、私は「はい、被りたいです!」と即答したところ、一緒に出場する先生たちが喜んで私にジルバブを被せてくれました。私もこれでようやくチームの一員になれたような気がして嬉しかったです。「インドネシア人みたいだね」と何度も言われ、私の初ジルバブ姿は大好評でした。
クンダルは毎日とても暑いです。35℃は越えている灼熱の街中を、長袖長ズボン、ジルバブにマスクという、もはや目と手しか出てない服装で8キロ、歩き切りました! ゴールしたときはみんなで抱き合って喜びました。
結果は中学校・高校職員の部で3位でした。
それまで言語の壁があってなかなか話せなかった他の教科の先生たちとも打ち解けることができ、本当に良い経験になりました。