日本語パートナーズのインドネシア7期として中部ジャワ州スマラン市に着任して、あっという間に一月余りが経過しました。私がNP(日本語パートナーズ)をつとめる学校でのキリスト教教育について紹介したいと思います。
イスラム教徒が人口87%を占めるインドネシアですが、ここスマラン市は中国系のクリスチャンが多く住む町です。市内のいたるところに大きな教会があります。 私がNPとして派遣されたのはクリステンYSKIという高校で、名前の通りキリスト教の高校です。私自身クリスチャンホームで育ち、幼い頃から教会に通っていたのですが、紆余曲折を経て去年の2月に洗礼を受けました。そのため私の派遣校がキリスト教の高校との連絡を受けたときはとても驚き、またうれしく思いました。
学校の毎日は6時30分からの教職員の礼拝から始まります。その後、教員は担任のクラスに行きます。各クラスで朝の礼拝があり、15分ほどの読書時間の後、授業となります。 8月21日からの一週間は「パカンクリス」と呼ばれるキリスト教教育週間の行事が行われました。校内では各クラスの有志による賛美歌のコーラス、旗などを使ってのダンス、日曜(教会)学校での子どもたちへの指導の実演、自作短編映画の上映が行われました。
これらのパフォーマンスは教師が採点し、最終日に優秀なチームの表彰がありました。
宗教活動と教育活動、芸術活動が一体となった催しで、そのレベルの高さに感心しました。特に驚いたのは、この学校にはボランティアとして地元の教会の日曜学校で子どもたちの指導に関わっている生徒が少なからずいるということです。自分たちの日曜学校での指導の様子を発表しあってお互い高めあうという取り組みは、この学校の生徒たちの宗教心の深さを表しているものと思われます。