とうとう帰国する月になってしまいました。私にとって海外で長期に生活することは今回が初めてで、楽しみ半分、不安半分で始まったマレーシア生活でした。でもマレーシアの人達の『やさしさと笑顔』に触れ、すぐに不安は無くなりました。
マレーシアでは、町中ですれ違う人と目が合うとニコッと笑顔を返してくれます。また、お店の店員さんやTAXIの運転手さん等は、私のおぼつかないマレー語での挨拶や簡単な会話でも「すごい! マレー語話せるの! 上手だよ!!」ととても褒めてくれます。
マレーシアの人も簡単な日本語をよく知っています。例えば「ありがとう、さよなら、ウルトラマン、ドラえもん、など……」。近所の子ども達には何故か「みかん! みかん!」と会うたびに言われます。
学校では日本語の授業を取っていない生徒も、元気よく日本語で挨拶してくれるようになりました。午前11時30分頃になると「おはよう?? えっっ、こんにちは?」と悩みながらも挨拶してくれる姿がとても可愛いです。そして願わくば全校生徒が簡単な日本語の挨拶が出来ればと思い、ポスターを作製し掲示してみました。するとポスターを見て練習してくれる生徒が!! 嬉しい限りです。
そして私の派遣校登校最終日にすごいサプライズが用意されていました!! それはなんと、私が派遣校に来た時には無かった日本語の教室が新たに作られました。生徒達と先生が頑張って掃除や塗装をして、まだ少し途中ですが、なんとか最終日に間に合わせてくれました。ドイツ語と日本語の併用の教室ですが、これからもっと楽しく日本語が学べる環境になることを期待しています!
マレーシア生活は、日本とは違いやはり不便なこと大変なこともありました。でも近所の人、先生、生徒、友達の沢山のやさしさや、とびきりの笑顔に触れるとそんなことも一気に吹っ飛びました。やさしさと笑顔には本当に素敵なパワーがあることを改めてみんなに教えてもらいました。