先日、8ヶ月間のバガンダトー科学中等学校(サブダ)での活動がついに終わりました。
最終月は、任期の中で特に生徒たちと日本文化を通して活動できた時間でした。
文化祭の開催
生徒が主体となって、展示の説明や浴衣の着付けを行い、抹茶を振る舞いました。
浴衣着付け体験
抹茶とどら焼きでおもてなし
生徒たちによる解説付きの展示コーナー
他言語の生徒や外部の学校からもたくさんの来客があり、珍しい体験だと楽しんでくれたようでした。
怒濤のソーラン節 ~文化祭から大会参加へ~
文化祭の10日前、ソーラン節を発表するために練習が始まりました。文化祭のトリ演目として大変盛り上がりました。
その直後……
「(CP(カウンターパート)の先生)実は来週、よさこいの大会があるんです……。」「(私)え……。できますか?」
「(CP)インシャーラー(神の御心のままに)」
そして、一週間後の大会出場を決め、猛練習の日々が始まりました。
急いで「よさこいソーラン節」用の新たな曲と振り付けを準備し、生徒たちは、毎日夕夜の2回、5時間程度の練習をこなしました。
生徒たちは本当によく頑張りました! 先生も大喜びで、活動の終盤に忘れがたい時間を過ごしました。
マレーシアは、普段、ゆっくりしているのに、ある時、突如として物事がすすみ、何かが起こります。私は9ヶ月間、このマレーシアスタイルに度々翻弄されつつも、良く変わる時間の都合や方法にあえて流されるままに生活してきました。日本では、なかなか理解できそうにないことも、マレーシアでは、そうすることで物事がうまくいくのです。「郷に入れば郷に従え。」まさにそれがマレーシアで上手に生活する一番のヒントのような気がします。そのおかげで、たくさんの経験と出会いがありました。
マレーシア生活も残り2週間。寂しさもありますが、ここで得た縁は、きっとこれからも続いていきます。また皆さんに会えることを信じて、笑顔で帰国したいと思います。トゥリマカシーバンニャ!(どうもありがとうございました)